外壁(サイディング)

長い期間、本体をはじめ色落ちのないメンテナンスフリーの樹脂サイディングと レッドシダーを使った木質サイディングの2種類のサイディングからお好みの仕様をお選びいただけます。

ABOUT VINYL SIDING ビニール(樹脂)サイディングについて

樹脂サイディング材はアメリカ・カナダで50年以上の歴史を持っており、現在サイディング材のシェアとしてはアメリカでは40%・カナダでは60%を占め、その量は金属サイディング材の約6倍にも達しております。 樹脂サイディング材は北米と同様に自然環境の変化が激しい日本の家屋にも最適な外装材といえます。

1 優れた耐久性
  • 樹脂サイディング製品の主原料には塩化ビニル樹脂を使用しております。
  • 樹脂サイディング製品の塩化ビニル樹脂は撥水性を有しており、水や湿気をほとんど吸いません。
  • 冬季の凍結によるひび割れはほとんどありません。
  • 塩害(潮風)・酸性雨・火山灰による錆や腐食がありません。
  • 経時による大幅な変色や、ひび割れへの対策として耐候性を重視した構造にしています。
  • 樹脂サイディング製品の塩化ビニル樹脂は自己消火性を有します。したがって、火元が無くなれば燃え続けることはありません。

塩害をはじめ酸性雨や火山灰、散布した農薬や工場からの排煙など、外装材には目の見えない物質によって侵されています。このような汚染に対する性能を見る耐薬品性試験の結果、樹脂サイディングでは強酸や強アルカリ、塩害に対して錆びや腐食は見られませんでした。

それに対して、窯業系サイディングでは塩害では要面のツヤが無くなり、強酸では表面が侵されてしまいました。金属サイディングでは強酸や強アルカリに対して表面塗装が浮き、塩害では側面から進入した塩分によって腐食されてしまいました。

樹脂サイディングの材料である塩化ビニル樹脂は、もともと強度性能が優れている材料ですが、さらに耐衝撃強化剤(ゴム成分)を混合して、外装材として充分な強度性能を発揮します。弾力性があるので、衝撃に対して割れにくいばかりではなく、へこみにくい、傷つきにくいという性能を持っています。

2 樹脂サイディングの耐衝撃性

軟式野球ボール耐衝撃性試験 落球試験機を軟式野球ボールが時速80km/hでぶつかった場合に相当する衝撃の強さになるよう設定

硬式野球ボールを時速80kmでぶつけた場合、樹脂サイディングは変化がありませんでしたが、金属サイディングはへこんでしまいました。窯業系サイディングは、表面上は変わらないように見えましたが、裏側を見るとひびが入っていました。

3 オープンジョイント工法で施工が簡単
  • 裏打ち材が無いため、重ね施工ができます。また、シーリングの必要がありません。
  • オープンジョイント工法なので裏面の放湿性が良好であり、胴縁下地を必要としません。
  • 新築リフォームともに、胴縁下地を必要とせず下地材、既存壁にそれぞれ直接施工することができます。  したがって、開口部廻りもスッキリした外観に仕上げられます。

樹脂サイディングではオープンジョイント工法を採用し、コーキングを使用しないため、全ての役物と本体の間から空気が流入でき、気圧差の発生を防ぎます。気圧差が発生しないということは、外壁側から雨水が容易に入らないと言うことです。万が一、樹脂サイディングの裏側に水が回っても、通気層があるので、雨水が壁内にしみ込む前に乾燥してしまいますので大丈夫です。極端な言い方をしますと、雨水が入ってもすぐ乾いてしまえば問題ないと考えるわけです。

オープンジョイント工法とは聞きなれませんが、別に樹脂サイディング独自の工法ではありません。メンテナンスが難しい高層ビルの外壁などにも採用されております。

4 美しい外観

樹脂サイディングは住宅デザインの先進国であるアメリカで生まれた外装材で、派手すぎず、流行り廃りが少ないデザインです。洋風住宅はもちろんですが、和風住宅にもよく合います。独特の色合いは、和風庭園の樹木や草花、周辺の自然環境にほどよく溶け込みます。

樹脂サイディングは材料の表面に塗装するのではなく、材料自体に顔料が練りこまれているので、長期間使用しても色が剥げたり、色落ちしません。他の外壁材では表面に色を塗っていますので、いくら高価な塗料やコーティング材を使っても、永久に色が剥がれないという事はありません。(せいぜい10年です) さらに、多様な気象条件を考慮し、紫外線による変色や色あせを防止するための特殊配合を施してあります。

5 手入れが簡単

樹脂サイディングは水洗いができますので、ちょっと汚れがついたと思っても、車を洗うように、ガーデンホースで散水する程度で簡単に取れ、また、普通の埃などは雨で流されてきれいになります。

汚れがひどい場合は、柄のついた洗車用のブラシ等でゴシゴシ擦っても大丈夫、樹脂サイディングは表面に塗装を施しているわけではなく、表面がつるっとしているので、洗剤などは使用しなくても擦るだけで大体の汚れは落ちます。DIYで休日に自分達で簡単にお掃除が出来るので、いつも美観を保つことができるのです。

万が一、何かのトラブルで外壁の一部がへこんだり、破損した場合、窯業系サイディングや金属サイディングでは、大きな手間や費用が掛かってしまい大変です。樹脂サイディングの場合は、その破損した部分だけを簡単に交換できますので、大掛かりな補修工事は必要ありません。

6 建物にやさしい

軽い外装材ですので、住宅への負担が少なく、住宅の長寿命に寄与します。
また、既存壁の上から施工しても家屋へ過度な負担がかかりません。

樹脂サイディングは2kg/㎡と外装材の中では最も軽量のため、建物に対する負荷が小さく、地震の影響を小さく抑えることができます。地震によって受けるダメージの度合いは、建物の持つ重量に密接な関係があります。窯業系サイディングのような重い外装材は建物への負荷が大きいため、地震時の振り幅の影響を大きく受けてしまいます。

窯業系サイディングの20kg/㎡に対して、樹脂サイディングは2kg/㎡で10分の1の軽さで、外装材の中でも最も軽量なため、建物に対する負荷が少なく、地震の影響を小さく抑えることができます。リフォームの場合でも既存の壁の上にそのまま重ね貼りできるので、経済的にも負担が少なくてすみます。

ABOUT WOODEN SIDING 木製サイディングについて

当社がお勧めするガレージの外装材には、もうひとつ木質サイディングがあります。カナダ・北米にてスタンダードな外装材です。防蟻処理・防水処理が施されている木質サイディングはペイント済みで杉の木目も見事に再現されています。

また、オプションにてレッドシダーサイディングも承っております。トーテムポールにも使われているレッドシダーには防水・防虫効果があり、カナダの大自然が作り出した木目も素晴らしいアクセントとなります。